2018.10月号vol.43

正しい歯磨きで知覚過敏予防

7月に月形小学校低学年に毎年恒例の歯磨き教室を行いました。

歯磨きは、ムシ歯や歯周病を予防し、健康なお口を維持するためにも大切ですが、正しい歯磨きをしないと知覚過敏症を引き起こす原因になる場合もあります。

知覚過敏症の症状は、冷たいものや熱いものを飲食したときに『キーンッ!』という、しみるような刺激を歯に感じます。

知覚過敏症は、日本人の4人に1人が経験するというデータもあるほど身近な症状で、原因は「歯ぎしり」や「歯周病」のほかに、『歯磨き方法』があります。

歯磨きのときに、歯や歯ぐきを強く磨き過ぎることで、歯の表面のエナメル質を破壊してしまい、刺激が神経に伝わりやすくなってしまいます。

軽度の知覚過敏症は、自然に改善することもありますが、歯科医院でエナメル質を失ってしまった箇所をコーティングする処置をすることで改善することが出来ます。

歯ブラシは、歯磨き用と合わせて、歯ぐきや舌を磨くための粘膜磨き用の柔らかい歯ブラシを使用することをオススメします。

広告

2018.10月号vol.43

歯磨き・歯ブラシの歴史

皆さんが、食後などに毎日している歯磨きの歴史をご存知でしょうか?今では何となく当然のようにされている歯磨きの歴史の始まりは、意外に古くから習慣化されていたと言われています。

最も古い歴史では、紀元前5千年のバビロニア帝国(現在のイラク南部)で、食前に麻を使って歯を磨いていたという記録があります。

また、歯ブラシのルーツでは、紀元前3千年のエジプトで、小枝の先をボソボソにして歯を磨き、ハーブなどを使用して口臭を防いでいたそうです。

仏教の開祖であるお釈迦様は、「歯木(しぼく)」という木の枝を使った歯磨きを弟子たちに伝えたと言われています。

お釈迦様は、体臭や口臭は心身の乱れと考えていて、特に口臭には敏感であったため、現在でも口臭を消すことを仏事として行うお寺もあるそうです。

日本で歯磨きが普及したのは、江戸時代になってからで、当時は柳や竹の先をボソボソにして使っており、歯ブラシが誕生したのは、大正3年のことです。

人が歯磨きを習慣にしてから、歯ブラシが誕生するまでには長い歴史がありました。

2018.10月号vol.43

北海道胆振東部地震

9月6日に発生した「北海道胆振東部地震」が起きてから、約1ヶ月が経とうとしています。

北海道の全域で停電になった為、仕事や生活に大きな影響を受けた方も多いかったと思います。

当院は7日から診療を行いましたが、月形町は停電が回復した後も電話の通信障害もあり患者さんとの連絡に苦慮致しました。

私の家でも、地震によりタンスが倒れるなどの被害がありました。

また、多くの方が経験されたと思いますが、食料や日用品の補給のため長い時間お店に並ぶなど、普段の生活では考えもしなかった体験をしました。

私は、気持ちのどこかに「北海道は大丈夫」という思いがあり、防災グッズや備えもほとんどなく、今回のことは考えを改める大きな機会となりました。

震災が起きたときは、落ち着いた行動と行動の優先順位、そして何より「来るかもしれない。」という気持ちを忘れずに普段から十分な対策をとることが大切ということを身を持って学びました。

大きな被害に遭われた皆さまには、謹んでお見舞い申し上げます。