2021.3月号vol.72

乳歯が生えたら歯磨き練習と仕上げ磨き

赤ちゃんの歯(乳歯)は、個人差はありますが、おおよそ4~6ヶ月頃に下の前歯から生え始めます。

先月号でお伝えした乳歯が生える前の習慣と同じように、乳歯が生えてからは、歯磨きの練習を始めることが大切です。

まずは、子供が自分で歯ブラシを持ち、お父さんやお母さんと同じような歯磨きの動きをマネすることから始めることで、歯磨き習慣を身につけています。

歌やリズムにとりながら楽しい雰囲気づくりを心がけるのも良いでしょう。

また、1日1回以上は、お父さんやお母さんによる仕上げ磨きも大切で、特に夜は必ず仕上げ磨きをしてあげてください。

仕上げ磨きでは、むし歯になりやすい上の歯の裏側や奥歯に注意しながら、鉛筆持ちで歯ブラシを握り、力を入れずに細かく磨くと効果的です。

お口の健康の基礎は、3歳頃までにつくられるので将来の健康につながる歯磨き習慣を大切にしてください。

2021.3月号vol.72

むし歯・歯周病の原因プラーク

プラークは、歯垢(しこう)とも呼ばれますが、お口の健康にどのような影響を与えるかご存知でしょうか?

プラークは、歯の表面に付着している細菌のかたまりで、強い粘着性があるため、うがいで取れることはなく、舌で触るとザラザラした感触があります。

このプラーク1mg当たりには、細菌が約1~2億個も存在していると言われています。

プラークには、酸が含まれているため、歯に付着しまま放置していると歯を溶かし、むし歯になってしまうほか、歯周病の原因にもなります。

プラークを取り除くためには、毎日しっかり歯を磨くことや、フロスや歯間ブラシで歯と歯の隙間の清掃などのセルフケアが大切になります。

歯と歯の隙間のほか、奥歯や歯と歯ぐきの境目などセルフケアでプラークを取り除くことが難しい部分もあるため、定期的に歯科医院でお口のクリーニングを受けることが、むし歯や歯周病予防にとって大切になります。

2021.3月号vol.72

3月29日はマリモの日

マリモは、昭和27年3月29日に国の天然記念物に指定されたことから、3月29日は「マリモの日」となっています。

マリモは、北海道をはじめ、青森県や秋田県、山梨県などの北半球に広く生息していますが、天然記念物に指定されているのは、北海道の阿寒湖に生息しているマリモだけです。

阿寒湖のマリモは球体なのに対して、その他の地域のマリモは、

丸い形をしているわけではなく「繊維状の緑藻」が集まって丸い形を作り出しています。

阿寒湖のマリモだけが球体で育つ理由として、地形や風、水の流れ、湖底の環境など、様々な条件が揃うことと考えられていますが、

現在でも解明はされていません。

阿寒湖のマリモは、国の天然記念物のため、捕獲や販売はできないので、お土産屋さんで販売されているマリモは、実は他の地域で仕入れたマリモを丸めて販売しているようです。

2021.2月号vol.71

むし歯や歯周病の原因となる細菌の住処

治療や定期検診で歯科医院に通院されている中で、「歯石(しせき)」という言葉を耳にすることがあると思います。

歯石と聞くと、お口の健康にとって悪いモノというイメージはあっても、実際にどのような問題があるのかご存知ない方もいらっしゃると思います。

歯石は、磨き残しなどが原因となって発生する「細菌の塊(プラーク)」が、そのまま放置されることで、だ液に含まれるリン酸カルシウムと反応し、硬い石のような状態(石灰化)になったものです。

歯石そのものが悪さをすることはありませんが、歯石の表面は軽石のようにザラザラでデコボコしており、口腔健康に悪影響を与える細菌にとっては絶好の環境となります。

細菌の住処となる歯石があると、細菌も増殖し、歯周病や口臭を引き起こす大きな要因になります。

歯石は、歯磨きで除去することは困難なため、定期的に歯科医院でお口のクリーニングを受診し、専用の器具などを使って取り除くことが、お口の健康を守ることにも繋がります。

また、歯石ができないためにも、毎日の歯磨きや歯科定期検診で、いつも衛生的な環境を維持していくことも大切です。

2021.2月号vol.71

乳歯が生える前の習慣づくり

個人差はありますが、おおよそ4~6ヶ月ほどで、赤ちゃんの歯(乳歯)は生え始めます。

生後4~6ヶ月くらいで、下の前歯から生え始めますが、歯が生え始める前から歯磨きに慣れるための習慣づくりをすることで、歯磨きに抵抗感を持たない子どもに育つことが多くなります。

「歯磨きに慣れるための習慣づくり」は、特別なことはなく、普段の生活でのスキンシップに少しプラスする程度です。

赤ちゃんには、手のひらで頬を触ったり、清潔な指でくちびるの周りや、歯ぐきに軽く触れるスキンシップを行なうだけです。

たまに、乳歯が生えてきていないかのチェックのために、お口の中を見ることも、歯磨き習慣の大切な一歩になります。

また、歯ブラシを自分で握って持てるようになると、自由に歯ブラシを持たせ、歯ブラシを口の中に入れることに慣れるのも大切です。

お子様が歯ブラシを持っているときには、持ったまま・くわえたまま歩き回るなどの危険から守るために、保護者の方も見守り・注意が必要になります。

歯磨きへの抵抗感を無くし、自然に歯磨き習慣を身につけることが理想的だと思います。

2021.2月号vol.71

大切な入れ歯の定期検診

歯の健康を守り続けるためには、毎日の歯磨きなどのセルフケアと、歯科医院で定期検診を受けることが大切になりますが、歯を失い、入れ歯を使用している方にとっても定期検診は大切です。

入れ歯は、残っている歯や歯ぐきの状態など、お口の環境に合わせてつくられているため、お口の環境を定期的に確認することで、安定した入れ歯を使用することができます。

入れ歯の定期検診は、通常半年に1回ほどのペースで受診して頂き、歯ぐきなどの粘膜の状態や腫瘍の有無の確認と、入れ歯のチェックも行います。

また、ご自宅で使用する入れ歯洗浄剤では取りきれない細菌や汚れを取り除くために専用機器と薬液を使って消毒洗浄を行い、お使いの入れ歯を衛生的にしています。

定期検診の受診が、安心して長期間使用できる入れ歯を守ること、残っている歯を守ることに繋がります。

2021.1月号vol.70

新年のご挨拶

皆さま、新年明けましておめでとうございます。

今年は、これまでのお正月とは少し違った過ごし方をされた方も多かったと思いますが、皆様どのように過ごされましたでしょうか?

当院は、昨年の11月に全面リニューアル開院から5周年を迎えることができました。

改めて気持ちを引き締め、患者様はじめ、地域の皆様や共に働くスタッフへの感謝の気持ちを忘れず、基本を大切にしっかり歩んでいきたいと思います。

様々な変化がある時代ではありますが、患者様の健康に向き合い、生活に寄り添うために、質の高い歯科治療を届けていくという気持ちは変えることなく、成長していきたいと思います。

2021年、皆様の健康と笑顔を育み守り続ける歯科医院を目指した成長を継続していくためにも当院も様々なことに挑戦していきたいと思います。

本年も「山﨑歯科医院」をどうぞ宜しくお願い致します。

2021.1月号vol.70

歯を守り続けるための治療の選択

予防歯科は、むし歯や歯周病からお口の健康を守る取り組みになりますが、治療後の健康を守り続けることも予防歯科になります。

問題を繰り返さず健康を守り続けるためには、どのような治療を選択するのかも大切なポイントになります。

むし歯になってしまったとき、皆さんはどのような基準で治療方法を選択されていますか?

当院では、一人ひとりの患者様にさまざまな治療方法についてご提案しております。

『歯は年齢とともに失われる』と考えている方も多いと思います。

多くの場合は、むし歯になってしまい治療を受けた歯は、治療で使用した材料の劣化やさまざまな要因により、いずれはむし歯が再発して、再治療が必要になってしまいます。

しかし、毎日の歯磨きなどのセルフケアや歯科医院での定期検診、正しい治療の選択によって、長期的に健康なお口を維持することが可能になります。

2021.1月号vol.70

大切なお母さんの健康

お子様のお口の健康を守っていくためには、お父さん、お母さんなど家族のお口の健康も大切です。

特に、子どもと生活の長い時間を過ごすことが多いお母さんのお口の健康状態は、子どもへの影響も大きくなります。

お母さんのお口の中に、むし歯菌や歯周病菌などの悪い細菌が多い場合は、子どもにその細菌が感染する可能性も高くなってしまいます。

もし、お母さんのお口が健康的でない場合には、適切な診療プログラムによって健康なお口を目指します。

また、お子様とお箸やコップの共有は避けた方が細菌の感染リスクの軽減に繋がります。(全く共有しないのはムリですが)

子どもは、3歳になるまでのお口の衛生管理が特に大切ですが、

3歳以降も定期的に歯医者さんで検診を受けることが将来の口腔健康につながります。

あまり神経質になることはありませんが、お母さんと子どもが、安心できるスキンシップとるためにも、お母さんのお口の健康を守ることが大切です。

2020.12月号vol.69

2020年最後の月形通信

2020年最後の「月形通信」となりました。

2015年の春から毎月発刊で始めた「月形通信」も今号で69号を迎えることが出来ました。

今年は、新型コロナウイルスによって、私たちの生活に大きな変化が生まれました。

改めて、新型コロナウイルスに罹患された皆さまと感染拡大によりお仕事や私生活に多大な影響を受けられている皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

私たち歯科医療従事者にとっても、新型コロナウイルスの影響は大きく、来院患者様の制限や感染予防対策をしての診療など、新たな挑戦の一年となりました。

現在(11月18日現在)まで、全国の歯科医院で診療を通した感染者は一人も出ていないことは、大きな自信にも繋がっています。

多くの学会や臨床セミナーが中止となるなか、オンラインセミナーという新しい形式も広がったように、困難な状況だからこそ生まれるものもあるという発見もありました。

来年は、皆様の健康と、安心と安全が守られる生活になることを願います。