2020.7月号vol.64

口腔ケアと糖尿病

お口の健康と全身の健康には深い関係性があります。

歯周病が、全身疾患に影響する場合もあり、糖尿病の合併症の一つに歯周病があげられています。

成人の糖尿病で多い2型糖尿病は、体内でインスリンの働きが不十分になり、免疫システムの低下が起こります。

免疫力の低下によって、糖尿病患者はインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。

また、お口の中も同様に免疫力が低下することで、糖尿病患者は歯周病に2倍以上かかりやすくなり、歯周病の進行も早くなります。

そのほかにも、重度の歯周病の場合、血糖のコントールが悪くなるなど、歯周病と糖尿病には大きな関係があります。

歯周病の改善により、血糖のコントロールが改善する場合も多いことから、糖尿病を患っている方にとって口腔ケアは重要になります。糖尿病は、40歳代から急速に増えますが、早い時期からの歯周病予防が発症リスク軽減につながります。

2020.6月号vol.63

ありがとう札沼線

4月17日に、「JR北海道札沼線」北海道医療大学~新十津川間47.6kmの廃止を迎えました。

皆さんご存知のように、当初はゴールデンウィーク最終日の5月6日をもっての廃止の予定でしたが、新型コロナウイルスの影響により、急遽予定よりも早いラストランとなってしまいました。

私も、その一人ではありますが、見送りを計画されていた方も多かったと思います。

札沼線は、1934年に札沼南線として桑園―石狩当別間の開業と、札沼北線として北側のからも開業が進み、翌1935年には全線の

桑園ー石狩沼田間が開通しました。

幼かった頃、山﨑歯科医院の先代院長(私の母)に連れらて、一緒に石狩月形駅を利用していたことや、切符を無くしてしまい、ひどく怒られたことを思い出します。

たくさんの人の日常生活を支え、大きな思い出をつくってくれた札沼線に「お疲れ様」と「ありがとう」の言葉を贈りたいと思います。

2020.6月号vol.63

ウイルスと戦う免疫力 ~食事と睡眠~

免疫力を向上させる「運動」のほかに、食事と睡眠も大切です。

ウイルスに対抗する免疫力には、乳酸菌やビタミンA・C・Eを摂取すると効果的ですが、骨や筋肉はもちろん、血液、皮膚、ホルモン、免疫細胞を構成する「たんぱく質」も欠かせません。

良質なたんぱく質は、鳥ささみ、マグロ、カツオに多く含まれており、1日体重1kgあたり1gの摂取が理想的です。

睡眠については、書籍「スタンフォード式最高の睡眠」でも記されていますが、慢性の睡眠不足による影響が心身に蓄積されていくことを「睡眠負債」と呼ばれています。

日本人は、1日の睡眠時間が6時間未満の人が40%もいますが、1日7時間の睡眠時間が理想的で、最低でも6時間は必要になります。

免疫力は、睡眠中に維持・強化されることからも、質の高い睡眠をとることがとても大切になります。

2020.6月号vol.63

ウイルスと戦う免疫力 ~運動~

新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、その予防法や衛生管理などが注目されています。

現在、改めて考えさせられるのが「免疫力」ではないでしょうか?

免疫力とは、体の中の最大の防御システムで、ウイルスや細菌など体にとって悪さを働く外敵と対抗することで、健康状態を守ってくれる力のことです。

この免疫力は、生活習慣によって高めることができ、免疫力を高める為には『運動・食事・睡眠』の3つが重要になります。

運動によって筋肉を動かすと、血行やリンパの流れが良くなり、溜まった疲労物質を取り除くことで代謝が良くなる効果があります。

逆に運動不足によって筋肉量が減少すると、体温の低下が認められ免疫力の低下が起こります。

体温が1℃上昇することで、5倍~6倍の免疫力を発揮できるようになるという報告もありますが、激しい運動は一時的に免疫力の低下を引き起こすので、注意は必要です。

気持ちいいと思えるくらいの運動、ラジオ体操や軽度な筋トレなどがおススメです。

2020.5月号vol.62

安全と安心を届ける衛生管理

当院では、来院された患者様が安心して診療を受けることができるように、徹底した院内の衛生管理に取り組み続けています。

診療ルームでは、私たちスタッフが治療中に触れる箇所に貼る

「バリアフィルム」という青いフィルムや、治療中に着用するグローブは、当然のことですが患者様ごとに交換しております。

また、治療で使用する歯を削る機器など、お口の中に入るものは可能な限りディスポ(使い捨て)を採用し、ディスポにできない器材については、それぞれに適した滅菌システムを導入することで、厚生労働省で定めている医療安全衛生基準よりも厳しい基準で管理しています。

治療で使用した器材を滅菌するオートクレーブ(滅菌器)は、世界で最も厳しい基準をクリアしたものを導入し、器材の外側だけでなく複雑な内部構造になっている器材の内部も完全な滅菌を行うことが可能になっています。

皆さんにとっての健康を届ける診療だけでなく、安全と安心も届ける歯科院を目指しております。

2020.5月号vol.62

健康寿命を守るために

皆さんは、『オーラルフレイル』という言葉を聞いたことはありますか?直訳すると『口腔機能の虚弱』となります。

日常生活を問題なく過ごせる「健康寿命」を延ばすためにも、口腔機能がしっかりしていることが重要であり、オーラルフレイルが生じたときの早期治療や、予防・早期発見が非常に大切です。

ムシ歯・歯周病などで歯を失ってしまうと、食べ物を細かく噛んだり、噛んだものを飲み込むなどの基本的なお口の機能が低下し、食生活の変化にも繋がります。

食生活の変化によって、栄養バランスが乱れ、身体機能の低下などが引き起こされ、社会活動が出来ない・日常生活に問題が生まれる・寝たきりになってしまうなど、健康寿命に影響が出る場合があります。

お口の健康を守ることが、全身の健康を守ることにも繋がり、健康寿命を守ることになります。

2020.5月号vol.62

大切な唾液の役割

だ液は、毎日の食事や会話などを支えるためにも大切ですが、お口や全身の健康を支えるために大切な役割があることをご存知でしょうか?

だ液が持つ大切な8つの主な役割をご紹介します。

2020.4月号vol.61

4月28日は「四つ葉の日」

あまり知られていませんが、4月28日は「四つ葉の日」です。

四つ葉のクローバーを見つけると幸運になるというジンクスがあるため、探した経験があるという方も多いと思います。

なぜ四つ葉のクローバーは幸運なのかご存知でしょうか?

クローバーはマメ科の多年草で別名「シロツメクサ」と呼ばれています。

基本は三つ葉ですが、1万分の1、10万分の1などの確率で四つ葉になることがあります。

四つ葉になる確率や、原因は定かになっておらず、遺伝的要因や環境的要因など様々な議論が続いているそうです。

一枚一枚のクローバーの葉には、国や地域によって違いはあっても「希望・誠実・愛・幸運」などの意味があります。

4枚目の葉が「幸運」を意味していることや、四つ葉を見つけることが困難なことから、四つ葉のクローバーは幸運と言われるようになりました。

今年の春は、私も子ども達と四葉のクローバーを探してみようと思います。

2020.4月号vol.61

お口の体操で健康維持増進

「噛む」「飲み込む」運動機能には、全身の健康にとても重要な役割があることをご存知でしょうか?

お口の周りの筋肉や舌の運動、唾液の分泌が正常に機能しないと、飲み込みにくい・よくむせる・食欲減退・発語の困難など日常生活に影響が出る場合があります。

このような症状が、全身の筋肉や心身の活力の衰えに繋がり、歩行困難や誤嚥性肺炎、転倒しやすいなど、大きな問題の原因になります。

しっかり噛んで飲み込む食事をするためには、歯を守る以外にも、

お口の筋肉や唾液の分泌を促進させる運動を行うことで、お口全体の健康を維持していくことが大切です。

上の①②の体操を生活の中に取り入れることで、唾液の分泌とお口の筋肉の維持向上に繋がります。

2020.4月号vol.61

知覚過敏から歯を守る

冷たいものや温かいものを口に入れたときに、「キーンッ」という強い刺激を感じる「知覚過敏」を経験された方も多いのではないでしょうか?

知覚過敏は、歯の表面を覆うエナメル質が壊れてしまうことや、歯ぐきが減ってしまうことで、歯の内部にある神経に刺激が伝わってしまうために起こります。

知覚過敏の原因の多くは、歯ぎしりや強い噛み締め、歯周病など様々な要因がありますが、直接的な原因に「歯磨き」があります。

歯磨きのときに、歯ブラシを強く当てて歯を擦り過ぎたり、歯と歯ぐきの境目をキレイにしようと歯ぐきに歯ブラシを当て過ぎることで、

歯ぐきが擦り減ったり、エナメル質が壊れてしまうことが原因になる場合もあります。

知覚過敏を予防するためには、定期検診で歯ぎしりや強い噛み締めがないかの定期的な確認と診断と、正しい歯磨き方法を確認することや、毎日の歯磨きでは、強い力で歯を磨かないことが大切です。

また、知覚過敏を感じた場合には、むし歯ができている可能性もあることから、早めに歯科医院を受診することも大切です。