2021.5月号vol.74

最初の永久歯 ~大切な6歳臼歯~

6歳になる頃に、一番奥に生えてくる歯を「6歳臼歯」と言います。

6歳臼歯は、乳歯から永久歯へ生え変わるときに、最初に生えてくる永久歯になります。

また、6歳臼歯は、食べ物を噛む、砕く、すりつぶすといった働きや、上下の歯の正しい噛み合わせにも影響する重要な役割も持っています。

大切な6歳臼歯ですが、生え揃っている乳歯の一番後ろから生えてくるため、生え始めたことに気づかず、むし歯になってしまうことが多いので、特に注意が必要になります。

乳歯が生え揃ってからの毎日の仕上げ磨きのときに、6歳臼歯の生え始めを見逃さず、むし歯から6歳臼歯を守りましょう。

2021.5月号vol.74

GW(ゴールデンウィーク)の由来

皆さんは、GWをどのように過ごされましたか?

今年は、せっかく7連休になったのに、あまり出歩くこともなかったという方も多かったと思います。

毎年多くの人が楽しみにするGWですが、その由来をご存知でしょうか?

GWの由来には諸説あるようですが、一番有名な話では、1951年に上映された「自由学校」という映画がきっかけとなったようです。

当時は、「お盆とお正月にしかヒット映画は生まれない」というのが映画業界の一般的な認識でしたが、当時二大映画会社が製作した「自由学校」は、GW期間の上映にも関わらず大ヒットしたそうです。

このことから、映画業界では「ゴールデンウィーク」という造語をつくり宣伝文句として使い始めたことが由来とされています。

2021.5月号vol.74

歯は神経も血管もある大切な臓器

「歯の神経」と聞くと、歯の中を1本の線が通るようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、歯の神経の形は個人差があり、とても細く複雑な形となっています。

歯の神経は、痛みや温度などの感覚を伝達する大切な役割があります。

また、歯の神経には、いくつもの毛細血管が繋がっており、この毛細血管(動脈・静脈)が歯に栄養を届けています。

歯に痛みを感じる原因には、むし歯のほかに、噛み合わせの問題や間違った歯ブラシ方法があります。

大きなむし歯によって、むし歯菌が神経の近くまで到達すると、歯の神経を取る治療を行い、神経を取った部分に専用の材料を入れて封鎖する処置をします。

神経を失った歯は、同時に毛細血管も失うため「失活歯(しっかつし)」と言い、見た目は通常の歯でも、栄養は届かなくなるため、最終的に歯を失うリスクも上がってしまいます。

歯は、神経も血管もある臓器の一つという意識を大切に、毎日のセルフケアと歯科定期検診、早期受診で口腔健康を守りましょう。

2021.5月号vol.74

最初の永久歯 ~6歳臼歯~

6歳頃に、一番奥に生えてくる歯を「6歳臼歯」と言います。

6歳臼歯は、上図Eの歯の奥に乳歯が抜けることなく生えてくる永久歯です。

また、6歳臼歯は、食べ物を噛む、砕く、すりつぶすといった働きや、上下の歯の正しい噛み合わせにも影響する重要な役割も持っています。

大切な6歳臼歯ですが、生え揃っている乳歯の一番奥に生えてくるため、生え始めたことに気づかず、むし歯になってしまうことが多いので、特に注意が必要になります。

乳歯が生え揃ってからの毎日の仕上げ磨きのときに、6歳臼歯の生え始めを見逃さず、むし歯から6歳臼歯を守りましょう。

2021.5月号vol.74

新型コロナウイルス感染予防に繋がる口腔衛生

お口の中には、どのくらいの細菌が生息しているかご存知でしょうか?一般的な成人のお口の中には、300~700種類の細菌が生息しており

歯磨きなどのケアをほとんどしていない人では1兆個もの細菌が生息していると言われています。

免疫力と口腔環境には深い関係があり、特に歯周病の方は、免疫力の低下だけでなく、心筋梗塞や糖尿病などの全身疾患リスクも大きくなります。

また、最近ではお口が衛生的な人ほど、新型コロナウイルスの感染

リスクが低く、万が一感染しても重症化を抑えられる可能性が高いという報告もあります。

お口の衛生環境が悪いと歯周病になり、慢性的に歯ぐきに炎症が起きている状態になるため、出血や腫れが起こります。

このような状態は、新型コロナウイルスなどが口腔粘膜の細胞に結合しやすくなるほか、口腔粘膜の細胞表面を破壊し細胞内にウイルスを侵入しやすくさせてしまいます。

ウイルスから身体を守るためにも、お口の衛生環境が大切です。

参考:神奈川県歯科医師会HP

2021.4月号vol.73

口腔健康を守る細菌コントロール

2月号の月形通信では、プラークの住処となる「歯石」について

3月号では、むし歯や歯周病の原因となる「プラーク」について、お伝えしました。

プラークや歯石を減らすことが、お口の健康を守ることに繋がります。

そのためには、毎日の歯磨きなどのセルフケアと歯科医院での定期メンテナンスを欠かすことはできません。

むし歯や歯周病の原因となるため口腔内にあるプラークの量を減らすことができれば、そのリスクは大きく軽減することが可能になります。

毎日の歯磨きでは、できるだけフロスや歯間ブラシを使用して歯と歯の間にあるプラークを取り除くことが大切です。

また、歯科医院での定期メンテナンスでは、歯磨きでは難しい歯と歯ぐきの隙間などにあるプラークや歯石を専用の機器で取り除くことができます。

口腔内からプラークを無くすことは難しいですが、その数をコントロールし減少させていくことが、むし歯や歯周病リスク軽減に繋がります。

2021.4月号vol.73

口腔と全身の健康を守る口腔衛生

歯周病は、糖尿病や心筋梗塞・脳梗塞をはじめ、アルツハイマー型認知症など全身の健康と深い関係性があります。

歯周病と全身の健康と同じように、口腔衛生と細菌感染にも深い関係性があることをご存知でしょうか?

むし歯や歯周病の原因となる細菌は、どのように体の中に侵入するのでしょう。

口腔内の粘膜や細胞の表面は、細菌やウイルスから守るためのバリアの役割を持っています。

口腔内の細菌は、このバリアを剥がし、粘膜内にある毛細血管に侵入することで血流に乗って全身へと運ばれていきます。

むし歯や歯周病でも痛みなどの症状がない場合もありますが、そこには必ず細菌が存在しているため、しっかりと治療を受け、口腔内を衛生的にすることが、歯や口腔・全身の健康を守ることに繋がります。

また、口腔の健康に自信を持たれている方も、歯磨きなどの毎日のセルフケアや、セルフケアでは取り除くことが難しい細菌を除去する歯科定期メンテナンスの受診が、お口と全身の健康維持にとって大切です。

2021.4月号vol.73

お子様の歯を守る仕上げ磨き

先月号の月形通信では、お子様の乳歯が生えてきたときの、仕上げ磨きの大切さをお伝えしました。

親御さんによる仕上げ磨きは、お子様が小学校の中~高学年になるくらいまで必要になります。

仕上げ磨きでは、むし歯になりやすい「上の前歯」や「奥歯の噛み合わせ部分」「歯と歯の間」を特に注意してしっかり磨いて上げることが大切です。

また、歯と歯の間は歯ブラシでは磨けないことが多いため、定期的にフロスや歯間ブラシを使用することも、むし歯予防に効果があります。

仕上げ磨きをしながらお口の状況を観察し、気になることがあれば歯科医院で相談されることもオススメします。

毎日の積み重ねが、お子様の健康なお口を育み、将来の健康へと繋がります。

2021.3月号vol.72

乳歯が生えたら歯磨き練習と仕上げ磨き

赤ちゃんの歯(乳歯)は、個人差はありますが、おおよそ4~6ヶ月頃に下の前歯から生え始めます。

先月号でお伝えした乳歯が生える前の習慣と同じように、乳歯が生えてからは、歯磨きの練習を始めることが大切です。

まずは、子供が自分で歯ブラシを持ち、お父さんやお母さんと同じような歯磨きの動きをマネすることから始めることで、歯磨き習慣を身につけています。

歌やリズムにとりながら楽しい雰囲気づくりを心がけるのも良いでしょう。

また、1日1回以上は、お父さんやお母さんによる仕上げ磨きも大切で、特に夜は必ず仕上げ磨きをしてあげてください。

仕上げ磨きでは、むし歯になりやすい上の歯の裏側や奥歯に注意しながら、鉛筆持ちで歯ブラシを握り、力を入れずに細かく磨くと効果的です。

お口の健康の基礎は、3歳頃までにつくられるので将来の健康につながる歯磨き習慣を大切にしてください。

2021.3月号vol.72

むし歯・歯周病の原因プラーク

プラークは、歯垢(しこう)とも呼ばれますが、お口の健康にどのような影響を与えるかご存知でしょうか?

プラークは、歯の表面に付着している細菌のかたまりで、強い粘着性があるため、うがいで取れることはなく、舌で触るとザラザラした感触があります。

このプラーク1mg当たりには、細菌が約1~2億個も存在していると言われています。

プラークには、酸が含まれているため、歯に付着しまま放置していると歯を溶かし、むし歯になってしまうほか、歯周病の原因にもなります。

プラークを取り除くためには、毎日しっかり歯を磨くことや、フロスや歯間ブラシで歯と歯の隙間の清掃などのセルフケアが大切になります。

歯と歯の隙間のほか、奥歯や歯と歯ぐきの境目などセルフケアでプラークを取り除くことが難しい部分もあるため、定期的に歯科医院でお口のクリーニングを受けることが、むし歯や歯周病予防にとって大切になります。